こんにちは!前回のブログでは「口腔機能低下症」についてお話ししました。
今回は検査方法と、その対策についてですが、書いてましたら量が多くなってしまいましたので、検査方法と対策を分けてお送りしたいと思います。
口腔機能低下症になっているか判断するには、まず以下の7つの項目を調べます。
口腔不潔
口腔乾燥
咬合力低下
舌口唇運動機能低下
低舌圧
咀嚼機能低下
嚥下機能低下
この内3項目以上に該当した場合、口腔機能低下症と診断します。
それでは当院で行っている検査方法をご紹介します。
口腔不潔
舌に付着している汚れの状態を、目で見て確認します。
口腔乾燥
お口の中に乾燥したガーゼを入れ、数分間噛んで頂いた後、ガーゼに染み込んだ唾液の量を測定します。
咬合力低下
お口の中に残っている歯の数を数えます。
舌口唇運動機能低下
5秒間「パ」「タ」「カ」をそれぞれ繰り返し発音して頂き、1秒当たりそれぞれの音節の発音回数を計測します。
低舌圧
専用の機械を用いて、舌の圧を測定します。
咀嚼機能低下
測定用のグミあるいはガムを噛んで頂き、その変化を調べます。
嚥下機能低下
検査用のアンケートがあるので、ご回答いただく形になります。
以上が検査方法になります。次回はそれぞれの対策についてご説明します。