こんにちは!大倉山アルカディア歯科、勤務医の石塚です。
月ごとに交代で書いてますこのブログでは、今回「口腔機能低下症」をキーワードに、3回に分けて書いていきたいと思います。
今回は口腔機能低下症について
次回は口腔機能低下症の検査法とその管理法を
最後に、ご自宅にお伺いする訪問歯科についてお話ししていきたいと思います。
まず、口腔機能低下症とは何でしょうか?
それは加齢によりお口の中の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」などの機能が少しづつ低下してくる症状です。これをそのまま放置してしまうと、食事がしにくくなり全身の低栄養状態やフレイル(要介護状態の1歩手前)に陥ってしまう恐れがあります。
特にご高齢の方は、基礎疾患によっても口腔機能が低下しやすく、低栄養やお薬の副作用などでもさらに影響が出てしまうことがあります。
なので、その人にあった生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を管理する必要があります。
2018年4月から健康保険の対象にこの「口腔機能低下症」が加わりました。当院でも検査が行えますので、最近食事がしにくくなってるとお悩みの方は、ぜひお気軽にお声がけください。
「口腔機能低下症」を早期に自覚することで、いつまでも食べることを楽しみ、会話に花を咲かせ、幸せに老いていきましょう!