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タンパク質と歯の関係

こんにちは!

大倉山アルカディア歯科です。

今回は、タンパク質と歯の関係についてお話ししていきたいと思います。

歯に関係する栄養素というとカルシウムをイメージなさる方が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。タンパク質やビタミンなどの栄養素も、歯とお口の健康を維持するために非常に重要な役割を果たしています。

タンパク質とはどのような栄養素?

タンパク質は20種類のアミノ酸が結合した高分子化合物で、人間の体を構成する重要な栄養素の一つです。食事から摂取したタンパク質は体内でアミノ酸に分解されたのち、吸収されて筋肉や臓器、髪、爪などを構成する成分となる役割をもちます。また、アミノ酸の組み合わせや種類、量の違いによって異なる形状や働きをもつタンパク質となり、ホルモンや代謝酵素、免疫物質としての機能ももっています。タンパク質が不足すると、筋肉量が低下する、骨がもろくなるなどの症状が現れます。

タンパク質と歯の関係

歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄から構成されていますが、タンパク質は象牙質やセメント質の部分を形成するにあたり、重要な役割を果たしています。象牙質やセメント質はコラーゲン繊維状のタンパク質を主成分としているため、これらを健康に維持するためにはタンパク質の存在が不可欠なのです。

また、歯ぐきのうち約6割は線維性タンパク質から構成されています。歯周病によって歯ぐきで炎症が起こると、歯ぐきに含まれるタンパク質が減少してしまうため、タンパク質を積極的に摂取することは歯周病予防の観点においても非常に重要です。

まとめ

タンパク質は、筋肉だけでなく歯を健康に保つためにも欠かせない栄養素です。次回はタンパク質を効率よく摂る方法をご紹介します!