こんにちは!
大倉山アルカディア歯科・矯正歯科です。
今回は、ビタミンAの役割や歯との関係についてお話ししていきたいと思います。
以前のブログで、カルシウムは歯にとって重要な栄養素であることをご紹介しました。しかしカルシウムに期待される効果を十分に発揮するためには、ビタミンを摂取することも大切です。食品に含まれているビタミンは13種類あり、糖質や脂質、タンパク質の代謝を支えています。
ビタミンAの役割
ビタミンAは脂溶性ビタミンで、体内に入ると脂肪とともに小腸から吸収されます。多くは肝臓に蓄えられますが、血液によって心臓や肺、腎臓などにも運ばれ、皮膚や粘膜、目の健康を守るために欠かせないビタミンです。ビタミンAは歯や象牙質のもととなって強い歯をつくる働きがあるのでむし歯の予防にも欠かせません。また、各組織のタンパク質と結びついて組織を保護する働きや、抗酸化作用があります。
ビタミンAが不足するとどうなる?
現代は肉類を食べる機会も増えて食事が欧米化しているため、ビタミンAが不足することはあまりありません。ビタミンAが不足すると夜盲症になりやすく、粘膜が乾燥して角質化するおそれやエナメル質の形成不全が生じる可能性もあります。
ビタミンAを多く含む食品
ビタミンAは肉類のほか、卵、乳製品などに多く含まれています。比較的手に入りやすい食品が多いことも特徴です。通常の食事ではビタミンAの過剰症になることは稀ですが、レバーなどを過剰に食べるのは避けましょう。一方、野菜に含まれるプロビタミンA(ビタミンAの前駆体)はたくさん摂取しても過剰症にはなりません。にんじんやほうれん草など、色の濃い野菜を積極的に食べましょう。
まとめ
ビタミンAを摂取して強い歯をつくり、むし歯を予防しましょう。次回はビタミンDについてご紹介します!